アップスレンタカーといえば、。普段から「近畿のオマケ」とかアメリカの某メディアには「日本の忘れられた秘密の場所」などと言われている和歌山県ですが、さすがに印南町は和歌山県人でもどこにあるか知らないというほどの小さな町です。
そんな自虐的な序章から始まりましたが(笑)この印南町ローカルの妖怪がいるという噂を聞きつけて調べてみると、意外や意外、この妖怪がめちゃめちゃ怖かったんです!!!
まずはこの写真を見てください。これは茶を煎じるためや茶の葉を入れるために用いる袋で「茶袋」と呼ばれています。なかなか使い込んでいい色になっていますね。
和歌山県では「おかいさん(茶粥)」を作るときにも使われるそうで、「ちゃんぶくろ」と呼ばれているそうです。
この茶袋の妖怪が、この印南町に現れる・・・という噂があります。
印南川流域によく見られる妖怪で、この茶袋が高い木の枝にぶら下がっていたり、宙吊りで現れるほか、川の上に浮かんだり、空中をさまよったりもするという情報も。
その昔、ある者が川で浮いたり、沈んだりする茶袋を見つけた。「あれが噂に聞く茶袋か…」と怖くなり、見て見ぬふりをして通り過ぎようとすると、今度は首筋に冷たいものを感じたので上を見上げると、宙に浮いた茶袋が「雫」を垂らしており、そのまま山の上へと飛び去ったという話が伝わっているそうです。
これに出会うと、様々な病気にかかると言われているので、和歌山県だけでなくこの茶袋の伝説があるところでは「茶袋信仰」が今でも行われているとか。
以前、が、もしかするとこの「茶袋」の妖怪が悪さをして印南町に病気が蔓延したので、このような供養が行われてきたのかもしれませんね。