今年12月に公開予定の映画「海難1890」。主演は内野聖陽、和歌山県串本町でロケが敢行された映画なのです。
ストーリーはこんな感じです:
1890年の和歌山県紀伊大島樫野(現:串本町)。この地に暮らす医師・田村(内野聖陽)は、貧しい者を親身になって診察することから村民の信頼を集めていた。彼の傍には許婚を海難事故で亡くしたショックから口がきけなくなったハル(忽那汐里)が、いつも助手として就き従っている。
同年9月、日本への親善使節団としての使命を終え、帰路についたトルコのエルトゥールル号は台風に遭遇した。暴風雨の中、船は樫野崎沖で沈没。島中に響き渡る船の爆発音を聞いた村民たちは、岸壁で漂着した膨大な数の死体と船の残骸を発見する。村民は総出で救出活動を行い、田村とハルは救護所でけが人の手当てに追われる。救護所に運び込まれた海軍機関大尉のムスタファ(ケナン・エジェ)は呼吸が止まっていたが、ハルの懸命な心臓マッサージで息を吹き返した。翌日、生き残った乗組員は69名と判明。実に500名以上が犠牲になった大惨事だった。自分が生き残ったことに罪悪感を覚えて苦悩するムスタファは、やり場のない怒りを田村にぶつけた。田村は漂着物を綺麗に磨いて、母国の遺族に返そうとする村人たちの姿をムスタファに見せる。ムスタファの胸には、人を想う日本人の深い真心が刻まれた。
トルコの軍艦・エルトゥールル号の遭難事故から125年となるのを記念して、日本とトルコが合同で制作した友好のための映画だったのです。
この映画のメガホンをとる田中光敏監督は「テーマは真心と友情。串本では全体の3分の1ほどのシーンを撮影する。串本の美しい風景がふんだんに出てくる映画になると思う」と話した。
これが串本の海だ!
と勝手に呼んでいるのですが、そんな美しい串本の風景をぜひこの映画で見てみたいものですね!公開が待ち遠しいです。
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