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知る人ぞ知る日本の文豪・谷崎潤一郎(1886~1965年)。有名な作品には「細雪」や「痴人の愛」などがありますが、皆さんも一度は彼の作品を読んだことがあるのではないでしょうか?

その谷崎潤一郎が代表作「痴人の愛」を執筆した旧宅が和歌山県有田川町に移築・復元されたんです!それがこちら。

もともとは神戸市東灘区にあった旧宅、木造平屋の洋館で、1924年3月から約2年半を過ごした家だったそう。作品の主人公宅のモデルとされ、主人公の妻の名にちなんで「ナオミの家」と呼ばれたが、家主の都合で2006年に解体されたのでした。これが解体前の旧宅。

 

有田川町出身の材木会社社長・則岡宏牟さんが解体を報道で知り、部材を引き取り、なんと!私費を投じて所有地に移築したそうです。梁や柱などは解体後に保管していた旧宅の木材を使い、方角も同じ南向きに。西側には当時あった梅も植えたというから、細かい部分も再現されたんですね〜。スゴい情熱です!

建築中の様子はこんな感じでした。

特に苦労したのは、資料が残っていない屋根の色。現物が残る壁や窓枠の色などから推測して薄緑色にしたそうです。作品のイメージができるたびに、それにふさわしい家に引っ越しを繰り返した谷崎。作品では「マッチの箱のように白い壁で包んだ外側。所々に切ってある長方形のガラス窓」と表現されています。

現在、一般公開中で、年末年始を除く毎週日曜日に公開するそうです。

入場料 無料
無料駐車場(有田川町役場隣吉備ドーム)よりシャトルバスあり

住所:和歌山県有田郡有田川町植野129
阪和高速 有田(吉備)インター 金屋方面 3分

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