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明治29年に書かれた、小泉八雲の小説「A Living God」。主人公の浜口五兵衛、実は実在の人物でした。

西洋と日本との「神」の考え方の違いについて触れた作品で、この中で人並はずれた偉業を行ったことによって「生き神様」として慕われている紀州有田の農村の長「濱口梧陵」を紹介したものでした。

物語はざっとこんな感じです。

村の高台に住む庄屋の五兵衛は、地震の揺れを感じたあと、海水が沖合へ退いていくのを見て津波の来襲に気付く。祭りの準備に心奪われている村人たちに危険を知らせるため、五兵衛は自分の田にある刈り取ったばかりの稲の束(稲むら)に松明で火をつけた。火事と見て、消火のために高台に集まった村人たちの眼下で、津波は猛威を振るう。五兵衛の機転と犠牲的精神によって村人たちはみな津波から守られたのだ。(ウィキペディアより引用)

 

濱口梧陵は津波から村民を守るために資材を投じただけではなく、農家にとっては大事な稲に火をつけて村民を安全な場所まで導いたのです。現在では教科書や、防災の見本として、教材にもなっています。また稲むら火の館として、記念館もあります。

濱口梧陵がもしただの金持ちで、強欲な人であったなら、小泉八雲も小説にはしなかったでしょうね。

皆さんも是非和歌山に来たら、稲むら火の館を訪ねてみてくださいね!

〒643-0071 和歌山県有田郡広川町広671

TEL 0737-64-1760

FAX 0737-64-1761

交通のご案内:JRきのくに線「湯浅」下車、徒歩約15分

 

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