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和歌山県の古座川は、県の南部を流れる二級水系の本流で、「日本の秘境100選」と「平成の名水百選」および「日本の地質百選」に選ばれているスゴい川なのですが、更に凄いのが「御舟祭」です。

ただの地元のお祭ではなく、国の重要無形民俗文化財に指定されているということもポイント。毎年7月24日~25日に行われています。御船と呼ばれる幟や提灯などで美しく飾られた船が、海と川を渡る神事なのです。

祭りの由来は、稲の生長を祈る行事として始まったと言われていますが、源平合戦に加わった古座水軍(熊野水軍の一派)が源氏に味方をして勝利を収め、無事に帰還した折りに、河内神社に戦勝報告を行ったことに由来するとも言われています。

祭りのハイライト友言える一番の見所は、江戸時代に沿岸捕鯨で栄えた古座の鯨舟に華麗な装飾を施し、軍艦に見立てた三隻の御舟(みふね)の水上渡御の美しさは絵になる風景です。日中とは違う趣で、幽玄の世界だと言われています。漆黒の闇に浮かぶ提灯の灯が水面にゆらめく中、船が島を3周する間に神歌が歌われる様子は神秘的だそうですよ。これは必見ですね!

名称 河内祭(御舟祭)(こうちまつり みふねまつり)
所在地 〒649 – 4115 和歌山県串本町古座
開催期間 2016年7月23日~24日(予定)
開催場所 和歌山県串本町 古座川一帯
交通アクセス JRきのくに線「古座駅」から徒歩20分

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