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アップスレンタカーからも近い「道成寺」は、和歌山県日高川町にある、和歌山でも最古のお寺です。道成寺は大宝元年(701年)に創建されました。現在でも、本堂など重要文化財の建造物や、国宝、文化財指定の仏像などをお祀りしています。

 

この道成寺に今も残る伝説「安珍・清姫の伝説」は歌舞伎のお話にもなっており、大蛇に姿を変えた清姫の話の他にも道成寺には宮子姫伝説や、重要文化財の千手観音像などのみどころが満載です。

安珍塚と清姫の伝説

僧の安珍が熊野詣の途中、一夜の宿を求めた事で清姫は安珍に恋をします。案珍はその気持ちを断りきれずに、再び立ち寄る事を約束して旅立ちます。しかし、約束の日に安珍は訪れず、清姫は追いかけますが安珍は日高川を渡ります。船に乗れなかった清姫はその念の強さから大蛇に姿を変え川を渡ります。そして、道成寺に逃げ延びた安珍は釣鐘を落としその中に姿を隠します。しかし、追いついた清姫は鐘ごと安珍を焼き殺してしまい、その後入水自殺するのです。

その鐘は燃え尽きてしまったので今はありませんが、跡地とされる場所は「安珍塚」として今も残っています。

宮子姫伝説

宮子姫は「藤原宮子」といい文武天皇の后となった人です。実は、持統天皇に文武天皇の后として選ばれる前に「髪なが姫」と呼ばれていたという伝説があるのです。
それは、生まれた時に全く髪の生えていなかった宮子姫。その姿を嘆いた母は、海底に光り輝く観音様を見つけます。その観音様を引き上げ毎日拝んでいると宮子姫に髪が生え、その美しさから藤原家の養女になり、天皇の后に選ばれたのです。その後、観音様と両親に対する気持ちから建てられたのが、この道成寺なのです。

この宮子姫、今では御坊市のゆるキャラにもなっています。

 

その他にも道成寺には不思議がいっぱいです。道成寺の階段もそのひとつ。

石段は62段もあり、見た目はとても昇るのがしんどそうなのですが、実際にそのようには感じられない造りになっているのだそうです。

歌舞伎にもなるほどの伝説をもった道成寺、和歌山を訪れたら是非足を運んでみてくださいね。

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