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かつて新婚旅行のメッカとして栄えた国の名勝にも指定されている「和歌の浦」。

聖武天皇が行幸の折に、お供をしていた山部赤人が『万葉集』巻六の919番歌に、

若浦爾 鹽滿來者 滷乎無美 葦邊乎指天 多頭鳴渡
(若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴(たづ)鳴き渡る)

と詠まれています。また、『続日本紀』によれば、一帯は「弱浜」(わかのはま)と呼ばれていたが、聖武天皇が陽が射した景観の美しさから「明光浦」(あかのうら)と改めたとも記載されているそうで、和歌浦には明光商店街があるが、これは続日本紀の明光浦の呼称にちなんでいるものだそう。

和歌の浦周辺にある見どころをいくつかご紹介します。

紀州東照宮

煩悩を表す108段の階段「侍坂」を登りつめると朱塗り極彩色の楼門が迎えてくれます。正面に位置する社殿は桃山時代の遺風をうけた江戸初期の代表的な建造物(重要文化財)だそうです。左甚五郎の彫刻のなかでも珍しいといわれている「緋鯉・真鯉」や、狩野探幽作といわれる有名な絵などを巫女さんの案内つきで拝観することができます。

不老橋

徳川治宝が嘉永4年(1851)に建造した石橋で、紀州東照宮の祭礼である和歌祭の際に、徳川家や東照宮関係の人々が御旅所に向かうために通行した「お成り道」に架けられたものだそう。

和歌の浦アート・キューブ

芸術文化施設で、2004年にはグッドデザイン賞も受賞している建物。様々なイベントが行われているうえに、眺めが良いと評判のカフェもあります。

万葉館

万葉集の中には和歌山を旅した歌が107首あり、和歌浦を始め万葉和歌に詠まれた地名が今に伝わっています。数ある県内の万葉ゆかりの地で、特に歌人や多くの旅人に景勝の地として、親しまれ、愛されてきた和歌浦の万葉館で万葉集の歌世界を体験できます。しかも和歌の浦を一望できるので、行く価値はアリ。

和歌山公館

和歌の浦を一望できる奠供山(てんぐやま)を背に置いた和歌山県が所有する施設。県が主催する会議や行事、茶会や演奏会などの他に「一般公開(月4回)」等も行っており、見学することが出来ます。

今年の日程は下記の通り:

平成28年9月  4日、11日、18日、25日
平成28年10月  2日、9日、16日、23日
平成28年11月  6日、13日、20日、27日
平成28年12月  4日、11日、18日、25日

和歌山を訪れたらぜひ一度「和歌の浦」にも足を運んでみてくださいね♪

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