本格的なキャンプシーズン到来ですが、やっぱり野外で一番気になるのが「虫刺され」ではないでしょうか。そんな時に大活躍するのが「蚊取り線香」。これがあると「にほんの夏」という気分がしてきますね。
この「蚊取り線香」は実は和歌山が発祥の地なのです。和歌山県有田市出身の上山英一郎氏(「金鳥」の商標で知られる大日本除虫菊の創業者)が1890年に発明したもの。
当初は棒状で1時間程の燃焼時間だったが、妻の上山ゆきさんのアイデアにより燃焼時間が長く、かつ嵩張らない渦巻き形のデザインができたそうです。
ちなみに、現在でも蚊取り線香の生産高およそ50%は和歌山県で製造されているそうです。
ところで、この蚊取り線香、海外からの観光客にも人気急上昇で、生産が最盛期を迎えているそうです。とくに蚊の多いアジアの地域の観光客から人気なのが、着色料を使っていない「茶色」の蚊取り線香なのだとか。
この色は、原材料である除虫菊そのままなんだそうで、予想を大きく上回る三倍の売れ行きで嬉しい悲鳴を上げているそうです。
日本でのおみやげだけでなく、海外にも輸出されて「海外仕様」の蚊取り線香はあらゆる国で販売されています。こんなポスターもありました。
海外ではニンジャなどという名称で販売されているそうです。ちなみにコレ、バカ売れ商品だそうです。
和歌山生まれの蚊取り線香が世界に広がっているのは、うれしいことですね。皆さんもキャンプの時は「蚊取り線香」をお忘れなく!