スタジオジブリといえば「となりのトトロ」など数々の大ヒットアニメ映画を生み出していますから、もう知らない人はいないのではないでしょうか。
そのスタジオジブリの宮﨑駿監督からいきなり手紙が届いたら・・・・あなたならどうしますか?!
和歌山県新宮市立神倉小学校に、宮﨑駿監督から「お願い」と書かれた一通のこんな手紙が届きました。直筆です!
ジブリの社員旅行で、旅行で和歌山県の熊野地域を回るなかで、神倉神社・ゴトビキ岩をスタッフ一行で見学した際、鳥居のそばから見えた、雨の中に立つ体育館の姿に一同が魅せられ、学校を訪れて由来を尋ねたのだそう。立ち寄ったときに目にした、木をふんだんに使った体育館のたたずまいにひかれたそうです。
ゴトビキ岩はこちら。
残念ながら時刻は夕方で児童はすでに下校していて、宮崎さんらと子どもたちとの交流にはならなかったそうですが、居合わせた教職員ら約10人で突然のゲストを迎え、記念写真を撮ったりして交流を深めたそうです。
その数日後に宮崎さんから学校宛てに届いた手書きの手紙には、急な訪問について「見事な講堂に、がまん出来ずに失礼しました」と書かれ、最後に「どうかあの建物を大切にして下さい。子供達に、巨大な木造建築物をのこそうとした人々の努力を伝えて下さい」と書かれてありますね。
神倉小学校は2012年に丹鶴小、千穂小を統合する形で千穂小敷地に誕生したそうですが、その際新築された校舎とは対象的に、体育館は千穂小時代のものが引き継がれたそうです。校庭に面した壁一面に木板が張り付けられ、寺社の巨大倉庫のような外観をしているのが特徴。
たしかに趣のあるステキな建物ですね。