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一時期大ブームとなった地方自治体の萌えキャラでしたが、ついにアップスレンタカーのある和歌山県印南町にも可愛らしい萌えキャラが登場したようです。印南町の地元3寺院に伝わる女性の伝説をまちおこしにつなげようと、印南町文化協会が印南町に伝わる伝説のヒロイン3人のキャラクターデザインを制作したもの。

こちらがその萌えキャラのヒロイン3人です。

 

 

左から照手、お愛、ヲサナさん。この印南町の3寺院に伝わる「愛の伝説」をヒロインの並び順に見ていきましょう。

まずは東光寺。ヒロインはこの中でいちばん有名?小栗判官の照手姫がヒロイン。

小栗判官と照手姫が熊野に向かう道中、東光寺に逗留。お薬師さんのお告げでビワ湯治療をし、薬師寺に21日間籠る。照手姫が集めてくる小石に一石一字薬師経を書き如来に奉げた。ついに、結願、熊野湯の峰に向かう。

続いて龍法寺。ヒロインはお愛さん。

弘仁元年春、弘法大師、三十七才の時、この地で御修法されたと言われる。「後の世に愛で導く愛染瀧姫生きる」との説法の言い伝えあり、江戸時代初期、お告げ通り、「お愛」が生まれ、寺の申し子「瀧姫」と慕われる。金龍満願不道明王の化身聖と君と縁を結ぶ。民の幸せを願い聖の元に昇天。後に瀧姫愛染堂建立。今も良縁祈願の参拝が多い。

お次は印定寺。ここに伝わる「角屋悲恋(かどやひれん)物語」。ヒロインはヲサナさんです。

鰹節発明者・角屋甚太郎の位碑を祀る由緒ある寺院。甚太郎の子孫・角屋甚三郎の一人息子与市と奉公人のヲサナが恋仲になる。時は封建時代、この縁は許されず、明和7年(1770年)十夜に、二人は印南の濱・高岩に身を投じるという角屋悲恋物語が伝わる。甚太郎は世をはかなみ、印定寺に金二百両、什器などを寄進。二人の永代供養を頼み、船団を率いて土佐に移住。以後、角屋の施餓鬼供養が今日まで続く。昭和の代に、二人供養する比翼塚が建立される。

今後スタンプやはがきなどで利用するほか、実際にキャラに似たコスチュームを着てイベントなどに参加してくれる女性3人も公募する予定だそうです。またひな祭りに合わせた3月3日を「印南美人三姫の日(仮称)」にするなど、様々な場面で活躍しそうですね。

がんばれ〜、印南町!

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