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コチラのイギリス人のご家族。32歳のご主人と35歳の奥様、そしてこのご夫婦には8歳と9歳のお子さんがいます。一見すると普通のご家族に見えますね。でもこのご夫妻は家族のためにある決断をしたのです。

 

なんとイギリス中部にある一戸建の住宅を売り払い、キャンピングカーで生活することにしたのです。

ご主人は宅配便の運転手をしていましたが、週に80時間ほどの労働をしており、家族と過ごすための時間がほとんどなかったそうです。奥様は二人の子供の育児をしながらメンタルケアの専門家として働いていました。家族で過ごす時間を作るために、時々家族で旅行に出掛けていましたが、短い楽しい時間を過ごしたあとにやってくるのは、旅行で使ったクレジットカードの請求書。それを支払うためにまた働き、いつの間にか二人は子供の成長を見ることを忘れていることに気が付きます。

夫婦は話し合いの末、持ち家を売却し、キャンピングカーでフランスへ渡り、現在はドイツのキャンプ場で生活をしています。このキャンプ場で夫婦はパートタイムで配送の仕事をし、子供の成長を楽しんで生活しています。

ご夫婦は「世界中が学校なんだ」と感じるようになり、ドイツのキャンプ場を離れたあと、東南アジアに数ヶ月滞在する予定でいるとか。

 

 

奥様は「キャンピングカーのような小さな空間で過ごしていると、子どもたちの問題解決能力が自然と高まるものなのよ。なぜなら逃げるところがないでしょ(笑)」と言い、普通に都市部で生活していたときには高い玩具や電子機器などを購入しなければならないと感じていたけれど、今は家族でたくさんの経験をシェアすることがもっとも重要であるということに気がついたそうです。

「家族の喜びも忘れて、ただ生きるために働く」と感じ始めてこの生活を選んだそうですが、私たち日本人が最も忘れていることかもしれませんね。

 

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