千年余りの歴史をもつ「上阿田木神社」は鬱蒼とした杉の木立に囲まれています。樹齢450年を超える杉檜の大木に覆われた神社は、昼間だというのにもかかわらずほの暗く神域にふさわしいと有名。毎年4月29日に行われる祭礼は、日高地方で唯一の春祭り。のぼりの先端を飾る美しい造花が有名で、「一名花祭り」とも呼ばれています。祭神は「伊邪奈美神(いざなみのかみ)」。女の神様なので花が飾られるみたいです。昔から「京より南にない祭」と言われる程、荘厳・優美な祭として今に伝わり、県の無形文化財に指定されています。
祭りでは山道を清めるための「塩うち」といった行事や、上品で風雅な神歌と、笛、太鼓に合わせて「ヤツハチ」「稚子の舞」が神前に奉納されます。力強い「のぼり上げ」は、お祭りの見どころの一つ。お祭りの始まりに「のぼり上げ」をして境内に立てたのぼりは、式典が終わると順番に下ろして、また「のぼり上げ」をした後、鳥居を通って外に出ていきます。フィナーレでは、のぼりを大地に突き立て(るように見せる)、足を踏み鳴らしながら踊り、竿頭の切り花を舞い散らす。これぞ「花祭り!!」という華やかな光景が広がります。
この時期は藤の花も最盛期を迎えている頃なので、美山へお越しの際は、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
【日時】2017年4月29日(土)12:00~16:00【会場】上阿田木神社【住所】和歌山県日高郡日高町初湯川212【TEL】0738-22-2041(日高川町企画政策課)【駐車場】なし(近隣に駐車場あり)【料金】無料
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