先日、熊野本宮大社(和歌山県田辺市)を訪れました。
パワースポットとかヒーリングスペースなどと言われて最近は神社が脚光を浴びていますが、熊野大社は、ただそこにいるだけでも心が落ち着く非常に良い「気」の流れを感じました。これだから昔の人は歩いてでも熊野大社にたどり着きたかったのでしょう。和歌山を訪れる機会があったらぜひ、太古の昔に思いを馳せながら熊野古道を歩いてみることをお薦めします。
熊野周辺は、実は日本書紀にも登場するほどの自然崇拝の場所でした。熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に通じる参詣道を「熊野古道」と読んでいます。熊野古道にはかつて使われていた石畳がいまだに数多く存在しています。
ここ数年は外国人観光客が熊野古道を歩くツアーが人気で、世界中からやってくる、熊野ウォーカーの姿が見られるようになりました。そのため、道標に英語で表示をするなどした工夫もされていました。
とても全部は歩けない!という人でも、時間をかけて制覇してみるのも良いと思います。外国人は赤ちゃんを背負って歩いていたり、日本人でも老夫婦が手をつなぎながらゆっくり歩いている姿も見かけました。みんなそれぞれの楽しみ方で、熊野古道を歩いているようです。
この夏は、ぜひ熊野古道でタイムスリップと納涼をお楽しみください!