和歌山の夏は暑い!!

キャンピングカーは夏があまり得意ではありません。
レンタルキャンピングカーの繁忙期は夏なんですが。。。

カーエアコンに室内空間を冷やすほどの冷却能力がないのです。
トラックベースなので仕方ないんですけどね〜。

なので夏の旅行は長野や北海道などの涼しい地域を旅行先を選ぶキャンカーユーザーが多いです。
でも和歌山の夏も楽しんでもらいたい! と思うアップスレンタカーでは家庭用エアコン(クーラー)をキャンピングカーに設置いたします!

家庭用エアコンの設置はスペース的にも技術的にもいろいろ課題が多いのが現状です。
他のキャンカーユーザーの参考になればと思いますで取り付けまでの過程を残しておきます。

 検討課題

エアコンタイプはどうする?

家庭用エアコンのタイプは大きく分けて下記の2種類

セパレートエアコン

ごく一般的なエアコン。

 


【メリット】
・インバーターエアコンなら低消費電力+高効率
・静か
・機種が多い

【デメリット】
・室外機がデカイ。
どこに置く?車体下部?背面ラダー?屋根?
・本体もデカイ
・冬は不要なのに取り外し不可

ウインドエアコン

室外機一体型のエアコン。


【メリット】
・取り付け簡単
・取り外し可能

【デメリット】
・インバータータイプが存在しないので電気食い
・セパレートエアコンに比べて冷房効率が劣る

結論
少消費電力のセパレートエアコンは魅力的なのですが搭載の難度、夏以外のお荷物っぷりが気になりますのでアップスレンタカーではウインドエアコンを搭載したいと思います。暖房は不要なのエアコンというかクーラーですね。

電源はどうする?

家庭用クーラーの動作にはAC100V電源の確保が必須となります。
キャンピングカーのエネルギーは限られています。
電源はどれを選択するのか、消費電力と発電量の見極めが非常に重要になります。

外部電源

走行時にはもちろん使用できませんが外部電源接続時には主回線とし使用できるように自動切替リレーを組み込みます。

自動切替リレー

自動切替リレー

発電機

便利なようで不便な発電機。


・走行時には基本的に使用不可
・燃料補給の煩雑さ
・騒音がひどく使用できる場所が限られる
・搭載位置の問題(車内から操作できるセル付きになると50キロぐらいある)

電気の問題はほぼ解決できるのですが、、、却下ですね。

サブバッテリー

サブバッテリー+インバーターでクーラーが使用可能です。

こんな感じです

こんな感じです

ただ8時間以上連続使用するためにはバッテリーが3個以上必要だと思います。
まぁ出発初日はいいんですが2日目以降はどうでしょうか?

アップスのキャンピングカーには250Wのソーラーパネルと走行充電器が搭載されています。
キャンピングカーに250Wパネルはかなり大容量の部類です。

それでも晴天時に200キロぐらい走ったとしてもサブバッテリー1個分ぐらいしか充電できないはずです。
なので2日目以降は数時間しか使用できないと思います。

キャンピングカーの電気設備はエネルギー収支がプラスになっていることが重要です。
クーラーをバッテリーだけで駆動するとソーラーパネルと走行充電器だけでエネルギー収支をプラスにするのはまず不可能でしょう。

オルタネーター

自動車にはもともと発電機が搭載されています。
それがオルタネーター。エンジンの回転を使って電気を発電します。

オルタネーター

オルタネーター

このオルタネーターの発電が十分であれば別の発電機を積まなくてもクーラーが稼働できるかもしれません。
またサブバッテリーの消費を抑えることが出来るでしょう。

アップスレンタカーではオルタネーター発電をメイン電源としてクーラーの稼働を目指します。

つづく。

レンタルキャンピングカーへの家庭用エアコン設置への道を全編読みたい方はコチラでどうぞ!

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