和歌山の世界遺産登録数は結構すごい事になっています。熊野大社に熊野古道、高野山などが有名ですが、こんな世界遺産もあります。それは「温泉」しかも日本最古の共同浴場。これが和歌山県田辺市にあるのです。ご存知でしたか?
約1800年前に発見されたという日本最古の温泉が湯の峰温泉。熊野へ詣でる前に、人々はここを湯垢離場(ゆごりば)として身を清め、長旅の疲れを癒したとされる由緒ある温泉なのだそうです。
一日に七回もお湯の色が変化すると言われているこの温泉、天然の岩をくり抜いた風呂を板で囲っただけの施設で、2〜3人が入るのがやっとの広さ。30分交代制になっています。この近くには90℃近い温泉が湧き出る「湯筒」があり、卵や野菜を入れて茹であがるのを楽しむ観光客の姿も。また、くみとり場ではこの温泉水を持ち帰ることもできます。
このつぼ湯の周辺も、昔ながらの情緒の残る温泉旅館街でなかなかステキです。
この温泉に纏わる有名な伝説があり、それゆえに「蘇生の湯」として知られるようになりました。餓鬼病となった小栗判官(伝説の人物とされている)がこの湯に浸かり、死の淵から息を吹き返したという有名な伝説が「小栗判官照手姫物語(おぐりはんがんてるてひめものがたり)」。今でも説教説や歌舞伎の世界で語りつがれていますので、ご存じの方もいるかもしれません。平成16年には、世界遺産としては唯一のいまでも入浴できる温泉として登録されました。
営業時間: 6:00~21:30 (無休)
入浴料金: 大人 770円/ 小学生以下 460円
駐車場: 無料 (100台・民宿瀧よし様横)
効能: 神経痛、糖尿病、皮膚病、リュウマチ、胃腸病 その他
温泉くみとり: 10リットル 100円
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