先月、フランス・パリで開催された第40回ユネスコ世界遺産委員会の臨時会合において、 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の追加登録が決定されたというニュースで和歌山は盛り上がりましたが、そもそも「紀伊山地の霊場と参詣道」ってなあに?という方に簡単にご説明しますと・・・
三重、奈良、和歌山県にまたがる紀伊山地の自然がなければ成立しなかった「三つの霊場(吉野・大峯、熊野三山、高野山)」とこれらを結ぶ「参詣道」から 構成されています。とりわけ参詣道が良好な形で残っていることや、沿道にある森林も信仰や生活等と密接に関わる「文化的景観」が高く評価され、平成16年 7月7日、世界文化遺産として登録されました。(和歌山県ホームページより参照)
で、今回追加登録されたのは、なんと22箇所!詳細は以下の通りです。
熊野参詣道 中辺路 9地点
北群越・長尾坂・潮見峠越・赤木越(田辺市)
小狗子峠・かけぬけ道(那智勝浦町)
八上王子跡・稲葉根王子跡(上富田町)
阿須賀王子跡(新宮市)
熊野参詣道 大辺路 9地点
富田坂(白浜町)、タオの峠(すさみ町)
新田平見道・富山平見道・飛渡谷道(串本町)
清水峠(串本町、那智勝浦町)
二河峠・駿田峠(那智勝浦町)
鬪雞神社(田辺市)
高野参詣道 4地点
三谷坂(丹生酒殿神社含む)(かつらぎ町)
京大坂道不動坂・女人道(高野町)
黒河道(橋本市、高野町、九度山町)
今回追加登録された箇所の地図はこちらにアップされています。ぜひ皆さんも和歌山に起こしの際は、立ち寄ってみてくださいね!