皆さんはナマコを実際に見たことがありますか?
間近でナマコを見てみると、ちょっと気持ちの悪い外見ですよね・・・。でも古来から「食用」として食べることもありますから、気持ち悪いけど一応、ありがたい海の食材のひとつ、といっても過言ではないかもしれません。
そんなナマコの新種が最近ここ、和歌山県で発見されました。発見されたのは、すさみ町。
この新種のナマコの学術名は、発見されたすさみ町にちなんで付けられた「チオーネ・スサミエンシス(Thyone susamiensis)」。2013年に和歌山県立自然博物館と(すさみ町)が共同で行う生物調査で発見され、昨年12月に日本動物学会の英文誌「Species Diversity」に新種として記載されて正式に発表されました。
その新種のナマコ、見てみたいですか?・・・ドキドキ。
なんだか従来のナマコとはちょっと違う感じがしますね。
体長約10センチと比較的大きく、口元に10本の枝状の触手があるのが特徴。すさみ町のごく浅い海岸に多数生息しているらしいのですが、日中は砂と石が混じる海底に隠れ潜むため、近年まで見過ごされてきたと考えられています。ただ、詳しい生態はまだ分かっておらず、今後、和歌山県立自然博物館と「エビとカニの水族館」が研究を兼ねて生体展示を行っていくそうです。
現在、4匹がで展示中。開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。入館料は470円(高校生以下無料)。
新種のナマコ、ぜひこの目で確かめて見て下さいね!