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和歌山といえば梅の産地として有名ですね。申(サル)年の今年に入ってから、和歌山の梅農家の方々がみなさん「申年の梅は縁起がいい」というので、なぜ「縁起がいい」と言われているのか、ちょっと調べてみました。

なぜ申年の梅は縁起がいいのか?

「申年の梅」が縁起が良いとされるようになったのは、平安時代の第62代村上天皇のエピソードがもとになっているようです。

村上天皇が疫病に苦しむ人々を「梅」を使って救い、また自らが病で倒れた時にも梅干しによって快復したそうなのですが、それが申年でした。ここから、申年の梅(申梅)いは薬効があると言われ広まったそうです。

また、時を経て江戸時代には、感染症のコレラが猛威をふるったり、飢饉が起きたりしましたが、この時も申梅(さるうめ)の言い伝えが残っていた紀州藩だけは、梅干のおかげで死者をほとんど出さなかったことなどが知られています。要するに梅干しを日常的に食べていた人々は疫病にかからなかった、とされています。

そして、偶然にもそうした年がすべて申年だったことも現代まで「申梅(さるうめ)」のお話が残っている理由のようです。

他にも、申年は梅が不作になることも多く、そのため貴重なものとされたという説もあります。

梅は三毒を断つ

また、「梅は三毒を断つ」といわれているそうです。

三毒とは「水毒」「食毒」「血毒」のことを指します。「水毒」は体内の水分の汚れのこと、「食毒」は暴飲暴食や不規則な食事など、食生活から体内のバランスが乱れた状態のこと。「血毒」は血液の汚れのことです。梅に含まれている成分は、体の様々な機能を改善する効果があるため、このように言われているそうです。

過去の申年には何があった?

古来、申年は異常気象や事件が起こりやすいといわれています。では過去に何があったのでしょうか?

◆昭和19年◆
・6月:マリアナ沖で、日本海軍が空母・航空機の大半を失う。
・7月:サイパン島玉砕。
・10月:沖縄空襲。レイテ沖で連合艦隊の大半を失う。
・12月:東海地方に大地震・津波。死者1223人、全壊34,000戸。

◆昭和31年◆
・7月:経済白書に「もはや戦後ではない」と記載される。
・10月:日ソ国交回復に関する共同宣言調印

◆昭和43年◆
・5月:十勝沖を震源とするマグニチュード7.9の地震発生。
・6月:小笠原諸島返還。東京都に所属。
・12月:東京・府中市で3億円強奪事件発生。
・12月:川端康成、ノーベル文学賞受賞。

◆昭和55年◆
・7月:モスクワオリンピック開催。(日・米・中国・西独など不参加)
・9月:イラン・イラク戦争

◆平成4年◆
・2月:アルベールビルで冬季オリンピック開催。
・6月:PKO法案可決。9月にはカンボジアへ。

◆平成16年◆
・1月:自衛隊、イラクへ派遣
・1月:BSEに続き、今度は鳥インフルエンザ
・4月:イラクで日本人人質事件

今年ももう半分が過ぎましたが、大きな事件などが起こらないといいですね。現存する日本最古の医学書【医心方】には「梅干し」が薬として紹介されています。昔から
梅は身体にいいと言われる所以ですね!

そんなとは?またも!ぜひ合わせてお読みくださいね!

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